こんな時でも 馬は走る

私はもう十年以上
中央競馬の仕事をして給料をもらっています。
さて昨日 私の上司が
どこかの おやじから1本の電話を受けたそうで・・
内容を うちのインコの ぴなちゃんでもわかるように
一行にまとめると
「こんな時に競馬なんてやってるんじゃねえよ クズ!」
ということでした。
今、日本はかつて経験したことがないほど
未曽有の危機に見舞われています。
そして 被災地でない地域でも
様々な分野で多大な影響が発生しているのが
今までの震災ではなかった現象かと思います。
そんな状況なので
馬券を買う気にならないのも十二分にわかります。
競馬なんてやってる場合じゃない
こんな時に 競馬するなんて まともな人間じゃない・・と
おやじは言いたかったのでしょう。
まぁ、普通におやじの気持ちもわかりますし
それは個人の考え方だと思います。
ただ、1つ言わせてもらえば
どんな仕事にでも
それに関わってお金をもらい生活をしている人達がいることを
忘れないで欲しいのです。
こんな時だからということで競馬をやめてしまったら
馬はどうなってしまうのか。
いらないのなら殺せというのでしょうか。
競馬はたった1つのレースに
本当におびただしい数の人達が関わっています。
騎手や調教師や厩務員はもちろん
レース当日馬を運ぶ人 獣医さん
競馬新聞の記者、競馬新聞を印刷する会社の人達
さらに細かく言うと、馬の蹄鉄をカンカンする人とか
飼料をおろしてる人達や
あっ、そうだ 競馬場の売店の人とか
警備員や馬券売り場のパートの人達
さかのぼると牧場の人達や育成の人達や
もう本当に沢山の沢山の人達が
中央競馬の 1つのレースに関わっており
その人達は それで生活の糧を得て
家族を養っているのです。
おやじが何の仕事をしているかは知りませんが
もしも
自分が 競馬新聞を印刷する会社に勤めていたら
逆に
「どうか 今週の競馬が行われますように」と
手を合わせて祈ってるでしょう。
何でも当事者になって考えることって
本当に大事だなーと思うのです。
それはこーゆう時だからじゃなく
普段からも 「もしも自分だったら」「自分の身に起こったら」と
考えると
今までも失言したことや反省するべきこと
沢山あるような気がします。
被災地した人達はもちろんですが
現在 風評被害にあっている
農家の人達や旅行会社の人達
自分がその当事者だったら・・・と思うと
これからのl言葉や行動も違ってくるような気がします。
そんなわけで こんな時でも 馬は走っています。
そして 私も こんな時でも 競馬の仕事をしています。
頑張って 働いて
びびたる額でも 募金をする。
今、自分にできることは それだけなので。
JRAからも沢山 寄付を出してもらえるためにも
皆さんも馬券を買ってくださいね

「あたちの ごはんだって
みんなの馬券代から出ているのよー」と
ポニーちゃんが申しております。














